月見公園は、リュウノヒゲモなどが生育する水路最下流、海に注ぐ場所にあります。
遊水池を囲むように園路が設けられ、池を見る四阿(あずまや)で休憩もできます。
満潮時になると海水が入るため水門を締め、ポンプで汲み出す大規模なポンプ場も併設されています。
大雨時は安浦駅前周辺が浸水しないよう機能する、大切な施設なのです。
先日そこを訪れてびっくり、水面が真っ赤に染まっているではありませんか。
近づくと水草が覆い尽くし、調べると「アカウキクサ」の一種だとわかります。
日本の在来種は、絶滅危惧種に指定されている地域もある希少植物である一方、
外来種「アゾラ クリスタータ(アメリカオオアカウキクサ)」は駆除すべき特定外来生物に指定されています。その見分け方は極めて難しいとのこと。
ただここに限って言えば、ポンプを詰まらせるのではないかと心配。調査し対策をとらなければ、機械トラブルの原因になり、大雨の時大変なことになるのでは…
海から飛んできた「ウ」も、「なんだこれは」と不安そうに見えました。