広島県で唯一、自生しているのが確認されているリュウノヒゲモ。
貴重な水生植物です。
2年前濁流に覆われた安浦駅周辺で、消滅が心配されましたが、
奇跡的に、わずかに生き残っていました。
今年6月はじめの姿をごらんください。
そして、本日7月5日は…
他の水生植物(多くは外来種)を駆除する目的か、
ご近所の方が、水路を自主的に清掃した結果だと思われます。
リュウノヒゲモのライバルであるミズハコベやオオカナダモは、
すっかり駆除されています。
それにしても、せっかく形成されていたコロニーが、ここまでになるとは…
「安浦町史」にも県内唯一の自生地として紹介されたリュウノヒゲモ、
住民のほどよい手入れがあったから生き残ったという記載が記憶に残ります。
食料や観賞用の植物ではありませんが、災害を乗り越えて残った、
街中に自然が残る安浦をアピールする貴重な植物なのです。
この小さなブログで、知ってもらいたいと思うのです。
幸いにも、この小さな水路の上流に、リュウノヒゲモの別の小さなコロニーができていました。
でも更に上流には外来種がはびこり、将来の存在は保証されていません。
ふさふさした緑の筋が、水面の底に流れている。
そんな2年前の光景を、何年かけてもとりもどしたい。
ブーブーBでした。
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