タラの木、別名「ヨメタタキ」
自転車で近所を流していると、道路脇でタラの木を見つけました。全体がトゲに覆われ、一目でそれと分かります。「ヨメタタキ(嫁叩き)」というおぞましい名前があることを、伊丹十三さんのエッセイで知りました。
ああ、この季節がきたなあと、目で楽しませていただきました。
ぽちっ↓と応援をお願いします。があり、皆さんいつもありがとうございます。
by yasuurayumekobo
| 2021-05-01 08:52
| 花鳥風月
|
Comments(2)

タラの木は生命力旺盛で、土がよければ、倒れた状態でも地下茎を伸ばしてどんどん成長するようです。
「ヨメタタキ」とについては、タラを育てている近所のおじいさんがこの名前を教えてくれ、「昔おいしいタラの芽を食べようと、おじいさんとおばあさんが大切に育てていたタラの幹を、嫁が折ってしまった。折られたタラの木は嫁の攻撃にも負けずしっかりと根を張り、すくすく成長、棘をまとって伸びた枝はついに、嫁のお尻をチクリと(笑)懲らしめた」という可笑しな御伽噺をニコニコしながら語ってくれました。おじいさん、この話がとても好きで、息子のお嫁さん相手に実践してしまったようです。悪戯心とお嫁さんへのちょっとした助平心でそっと勇気を出して、棘棘の小さい幹をお嫁さんのお尻向けて突き出したところ、見事にお尻をチクリ(笑)。結果、怒ったお嫁さんにタラの木を全部切られてしまったですが、1年後タラの木は枯れるどころか、倍に増えて・・・
これには「参りました」と呆れるお嫁さんを尻目におじいちゃんは覚悟を決め、増えた木の一つ一ついに思いを込めて(笑)、よいしょっよいしょと「ヨメノオシリタタキ」を完遂(笑)(ひょうきんでとても可笑しいようです)。そして切られても切られても悪戯心たっぷりにニョキニョキ生えてくるタラ。
でもチクリと尻叩きをやり遂げた枝は、芽がびっしりでとてもおいしいんだそう。おじいちゃんとそっくりで、細くても勇気、力、そして悪戯心あふれたやんちゃな枝に元気を頂きました。
「ヨメタタキ」とについては、タラを育てている近所のおじいさんがこの名前を教えてくれ、「昔おいしいタラの芽を食べようと、おじいさんとおばあさんが大切に育てていたタラの幹を、嫁が折ってしまった。折られたタラの木は嫁の攻撃にも負けずしっかりと根を張り、すくすく成長、棘をまとって伸びた枝はついに、嫁のお尻をチクリと(笑)懲らしめた」という可笑しな御伽噺をニコニコしながら語ってくれました。おじいさん、この話がとても好きで、息子のお嫁さん相手に実践してしまったようです。悪戯心とお嫁さんへのちょっとした助平心でそっと勇気を出して、棘棘の小さい幹をお嫁さんのお尻向けて突き出したところ、見事にお尻をチクリ(笑)。結果、怒ったお嫁さんにタラの木を全部切られてしまったですが、1年後タラの木は枯れるどころか、倍に増えて・・・
これには「参りました」と呆れるお嫁さんを尻目におじいちゃんは覚悟を決め、増えた木の一つ一ついに思いを込めて(笑)、よいしょっよいしょと「ヨメノオシリタタキ」を完遂(笑)(ひょうきんでとても可笑しいようです)。そして切られても切られても悪戯心たっぷりにニョキニョキ生えてくるタラ。
でもチクリと尻叩きをやり遂げた枝は、芽がびっしりでとてもおいしいんだそう。おじいちゃんとそっくりで、細くても勇気、力、そして悪戯心あふれたやんちゃな枝に元気を頂きました。
0

tomo様、楽しいコメントありがとうございます。
50年以上も前1968年に発行された、後に監督となってヒット映画を生む伊丹十三さんのエッセイ集「女たちよ!」。
中・高生だった私は夢中になって読んだものです。そこで知ったタラの木は、何のことはないこの辺りの山に生える雑木ではありませんか。
新芽を摘んで母親に天ぷらにしてもらいました。その後山菜が注目され、山には所有者があり守るべきルールがあることを知り…
今となって考えられないことでした。
山菜食の本場、東北地方では、タラの芽以上に「コシアブラ」が珍重されているそうです。野呂山に自生しているそうですが、乱獲されないことを祈るばかりです。
50年以上も前1968年に発行された、後に監督となってヒット映画を生む伊丹十三さんのエッセイ集「女たちよ!」。
中・高生だった私は夢中になって読んだものです。そこで知ったタラの木は、何のことはないこの辺りの山に生える雑木ではありませんか。
新芽を摘んで母親に天ぷらにしてもらいました。その後山菜が注目され、山には所有者があり守るべきルールがあることを知り…
今となって考えられないことでした。
山菜食の本場、東北地方では、タラの芽以上に「コシアブラ」が珍重されているそうです。野呂山に自生しているそうですが、乱獲されないことを祈るばかりです。