保線の仕事人「マルタイ」
安浦駅構内、安浦郵便局近くの待機線に、見慣れない車両が止まっていました。フェンス越しですが、目の前で静かに出動の時を待っています。
線路の異常を調べ補修する作業を、自走しながら行う保線用作業機械。「マルチプルタイタンパー」、略して「マルタイ」。その昔、人力で行っていた保線作業を、劇的に効率化した優れもの。
JR西日本の広いエリアをこの「08-475」が担当し、呉線の安浦区間にもやって来ます。
このブログでも2011.11.11、2015.1.29、2021.4.12に紹介していますが、頻繁に見ることはできないもののようです。
10年以上活躍しているこの昆虫顔の車両は、オーストリアの「プラッサー&トイラー社製」、それゆえ「線路のモーツァルト」と呼ぶ人もいるとか…
昼間は静かに待機し、電車が止まった夜間に作業をします。13日に撮影したものですが、今姿をみることはありません。
鉄路を陰で支えて町から町へ、ご苦労様です『マルタイ』。
ブーブーBでした。
by yasuurayumekobo
| 2022-03-19 08:00
| 安浦あんな所こんな場所
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