ドライブの途中、岡山県真庭市蒜山に立ち寄りました。道の駅「風の家」は、特産の大根を求める人で大盛況。
大きく姿の良い葉付のものを、何本も束ねて車に積みこむ姿がそこかしこで見られました。
2013年10月安浦町まちづくり協議会は、蒜山の農業関係者を訪ねています、ダイコンのことを聞くためです。
1950~60年代、終戦後満州からの引揚者を中心とした「開拓団」が、野呂山頂の過酷な環境下ではじめた農業がやっと成果をあげ、『野呂大根』が収穫されるようになりました。
冷涼な気候を生かし、当時品薄だった「夏ダイコン」の産地として、脚光を浴びたのです。
道路が整備される前、悪路の林道をトラックが行き交ったといいます。手本としたのが、高原で夏大根を生産していた蒜山だったのです。
その後『野呂山大根』は病気、連作障害、後継者不足など様々な要因で、生産が途絶えてしましました。
そのことは、まちづくり協議会のホームページ→知る・学ぶ→史跡・文化財→野呂山開拓跡 に詳しいです。
このブログ2012年8月27日で、野呂大根が出来たと紹介していますが、その後目立った動きはありません。
現在では、秋の「ひるぜん大根」はブランドが確立し、その他「ジャージー牛乳」「ひるぜん焼きそば」「ソバ」「山ぶどうワイン」などで、蒜山は一大観光地として注目されています。
『この差はどうして生じたんだろう…』賑わう道の駅で、安浦町野呂山のことを思ったのでした。
(長文を読んでいただきありがとうございます。写真は、道の駅のホームページなどから引用しました)
ブーブーBでした。