「キューカンバ―・サンドウィッチ」、英国のきゅうりサンドです

家庭菜園にキュウリが成りました。俄然食べたくなったのが、イギリスのキューカンバ―・サンドウィッチ。

バターをぬった食パンに、スライスして塩を振ったキュウリをはさむ。たったそれだけの「料理」。

伊丹十三さんの名著「女たちよ！」で紹介された料理の中で、最もシンプルかもしれないものです。

伊丹十三記念館の、「記念館だより・2015年8月24日（https://itami-kinenkan.jp/tayori/2015/08/001484.html）」に作り方も含め紹介されています。

「このキューカンバー・サンドウィッチであるが、これは実にけちくさく、粗末な食べ物でありながら、妙においしいところがある。」と十三さんは書いています。

キュウリ１本をスライサーで削ると（レシピでは輪切りでなく横スライス）が、びっくりする程多量になり、かつ水分もすごく出ました。

手元にはバゲット（細身のフランスパン）、バターのかわりにマーガリンと変則的になりましたが、チャチャッと作ることができました。

シンプル、素朴、ヘルシーそして美味しい。イギリスでしかお目にかかれないということが、不思議です。

パンに挟めなかったキュウリはフレッシュで、そのまま食べることができました。

約50年前、ヨーロッパのこんなモノやコトをスマートに伝えていた伊丹十三さん。カッコイイです、そんな「大人」になりたかったなあ…

ブーブーBでした。

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