安浦の水は黒瀬町経由
普段余り気にすることはありませんが、災害などでライフラインが寸断されると深刻な事態に陥ります。中でも「水」は生死に関わる重要なもの。
安浦の水はどこから来るのかを、2022年6月22日の記事でお伝えしましたが、広島県により太田川の水が浄水となって県中央部へ供給されます。
安浦へは、瀬野川浄水場→黒瀬調整池→赤向坂調整池の県ルートで配水されます。赤向坂調整池は町内へ配水するだけでなく、東広島市安芸津町、竹原市、安芸灘の島々へ送水する中継施設でもあります。
昨年7月から稼働している安浦町境の「黒瀬調整池」(東広島黒瀬町宗近柳国)は、瀬野川浄水場との高低差を利用した小水力発電装置があるそうです。
呉市内が断水しても安浦では水が出るのは、太田川の水がそのような経路で運ばれて来るからです。ということは、市内が出ても安浦は出ない、逆のケースがあるかもしれません。
水がどこから来るかを知ると、災害時役にたちます。
ブーブーBでした。
by yasuurayumekobo
| 2023-07-14 00:00
| 西日本豪雨災害 安浦復興
|
Comments(2)
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匿名希望します
at 2023-07-15 00:15
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黒瀬町経由.5年前の土砂災害では、矢野経由の呉は断水発生でした。ゆめタウン近くの水道が出ていました。安浦町は、断水がありましたか。事故発生の矢野ルートのバイパスを設けると、きいていますが。としています。
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yasuurayumekobo at 2023-07-15 09:16
> 匿名希望しますさん
コメントありがとうございます。2018年豪雨災害のことを思い出し、この記事をあげました。あの時安浦では、浸水被害があった安浦駅周辺の内海や土石流で被災した市原など一部の地域を除き、おおむね水が使えました。
呉市全体では、太田川の水を南に導くルート上の坂町小屋浦にある施設が豪雨で壊れ、呉市中央部などが断水しました。更には、その水を川尻に送るポンプ施設が土石にのまれ、川尻町は長期断水に悩まされました。
同じ呉市内でも、安浦・川尻という隣接町でもそのような違いがありました。「この水はどこからくるのか」を普段から意識することが、災害時に役立つと思うのです。
やすうら夢工房 ブーブーB
コメントありがとうございます。2018年豪雨災害のことを思い出し、この記事をあげました。あの時安浦では、浸水被害があった安浦駅周辺の内海や土石流で被災した市原など一部の地域を除き、おおむね水が使えました。
呉市全体では、太田川の水を南に導くルート上の坂町小屋浦にある施設が豪雨で壊れ、呉市中央部などが断水しました。更には、その水を川尻に送るポンプ施設が土石にのまれ、川尻町は長期断水に悩まされました。
同じ呉市内でも、安浦・川尻という隣接町でもそのような違いがありました。「この水はどこからくるのか」を普段から意識することが、災害時に役立つと思うのです。
やすうら夢工房 ブーブーB