「点景(添景)」とは、絵画や写真などで画面を引き締めるために加えられた人や物のこと。
昔公園設計の専門家から、「点景木(てんけいぼく)」という言葉を聞きました。その方の造語と思われますが、1本あるだけでそこの風景を一変させる樹木を言うのだそうです。
点景木を意識すると、より印象的な写真を撮影することができます。この時期、一本でも存在感のある点景木の桜を町中でみるととができます。
①住吉神社上の国道バイパス脇、見事な1本桜です。道路を隔てた住吉神社にも桜があり、遠くから見ても良いです。
②中切の国道脇、畑の上方。道路改修記念碑脇にある桜。そんなに大きくはないけれど、背後に野呂山が見えます。
③安登境近くJR呉線脇の桜。列車が通るとなお良い写真になります。
④南薫造記念館の桜。古い邸宅によく合います。
海も山も里もある広い安浦で、点景木になる一本桜は、探せばまだ見つけられるでしょう。