「カワツルモ」は、「リュウノヒゲモ」と同様の水生植物で、広島県レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
単に「珍しい」というよりは、なくなってしまう(=絶滅してしまう)ほどの危機的状況にある。ということなのです。
その植物が安浦で、ガトーキングダムせとうち入口付近の日之浦地区、堤防下の水路でみることができます。
海水と淡水が微妙に混じり合う環境が、この植物の生育に適していたのでしょう。
数年前までは水路の側まで近づけたのですが、今はイノシシ除けのためかフェンスが張られ、斜面上から遠めに眺めるだけです。
それでも、水の中に鮮やかなグリーンが確認でき、「生きているんだな」と安心させてもらえます。
かつて、日之浦のカワツルモは別な場所で生育しているのが確認されましたが、その場所では絶滅しました。それが、場所をかえて生き延びていたのです。
環境の変化と戦いながら生き続ける水草を、こうして生存をお伝えするだけですが、静かに見守ってあげたいものです。