リュウノヒゲモが生育している安浦駅前の水路に、鮮やかな緑の一群を見つけました。今まで見たことのない種なので調べてみると、「オオフサモ」ではないかと思われます。
「日本の侵略的外来種ワースト100」(日本生態学会)にリストアップされ、特定外来生物の中でもヤバイやつのようです。
とにかく繁殖力が強く、一部が残ればそこから根を出し成長して増えていき、在来の植物を制圧するのです。
水が流れにくくなる、ゴミを留めて水質を悪化させる、ちぎれた茎葉でポンプ施設を痛めるなど、水路管理上支障になり、
在来植物(特にこの場所は広島県で唯一リュウノヒゲモが生育する場所)に悪影響を与え、最悪絶滅させるなどの恐れがあり、
見つけたら根こそぎ抜き取ることと、農水省などの公的機関で駆除をよびかけています。
水源が鉄道直下の湧水、街中を流れる1キロほどの水路で、多彩な生物が確認できる場所ですが、時としてこんな厄介なものも出現します。
リュウノヒゲモを見守る中で、様々な気づきがあります。