実成新開の果樹園を横切る道路があります。立ち止まって見ると口を開けたイチジクが見えます。今が『旬』。
そんな中、この2日間の記事を見ていただくと、私が何をしたかったか、そして何をしたかをお知らせしたく、3日目に突入します。
最高の食材で特別な一皿。木坂さんのイチジクを大谷さんの生ハムで巻く、「実成新開木坂イチジクのミュラー・オオタニ生ハム巻き」にトライしたのです。
過去2023.10.1、2024.9.27で紹介しましたが、ともに実成産ではないイチジクでした。遂に本命を使う時が到来!
4分割して薄皮をむいたイチジクに、スライスされた生ハムをカットして巻き付けました。手元にあった野菜(キュウリとプチトマト)を添え、平皿に盛り付けて完了。オードブルかサラダか、料理というのがおこがましいほど簡単なものです。
もう1品、ベーコンを賽の目切にしてタマネギといっしょに炒め、彩りにニンジンとピーマンを散らしました。油も引かず塩などの調味料も加えず、仕上げにコショウを振りかけただけ、素材のみの料理です。フランスの地酒クラス(ヴァン・ドゥ・ペイ)白ワインとともにいただきました。
これは、旨くないわけがない。ミュラー・オオタニの製品は、肉加工品にありがちな(特に大量生産の)ただ塩辛いだけのモノとは違い、塩加減が絶妙なのです。だからどの料理も、加塩しなくてもキチンと美味しい。イチジクの上品な甘さが生ハムで更に引き立ちます。
単に出されたものを賞味することに対し、このイチジクと生ハムの『出自』を知ったうえでいただくこと。ココロも喜ぶ料理になりました。