やっと秋めいた昼下がり、あたたかいものが食べたくなり御食事処「千代」へ。壁に張り出された定食メニューや、陳列ケースに並ぶ総菜とおなじみの店内。
そして、入口に置かれたおでんの仕切り鍋が、季節の移ろいを教えています。湯気をあげる中から、厚揚げとこんにゃく(書く120円)を皿によそって着席、メインにラーメン(620円)を頼みました。
おでん2品はボリュームがあり、濃い色の出汁が染み染み、でもあまり塩辛くない。ラーメンは、琥珀色の透明なスープですっきり味、細く硬めの麺。昔ながらの中華そばと言う方が似合います。
「千代」といえば時期になると牡蠣フライ、それも安浦の牡蠣がメニューに並ぶ店。「今年、牡蠣はどうですか」と問うと「安浦のかき業者さんは『今年は全然だめじゃ』言ようてよ」とおかみさん。
「新聞に出たように、水揚げしてもほとんどが死んでいる。実入りも悪く小さい。来年が心配と、ひどいことになっているみたい。しばらくは牡蠣出せんかね。もうちょっと冷えんとね」。「幟が出ますよね」と私、「牡蠣はじめたら(幟を)出すけん、また来てね」。
安浦牡蠣の心配な話を聞きながら、『その時』を待ちわびる昼時でした。