山口県周防大島町にある「宮本常一記念館」のホームページ内にある「宮本常一データベース」。
今年4月にリニューアルされ、写真と宮本常一著作のリンクがわかりやすくなりました(このブログ10月15日に紹介)。そうしてたどりついた写真を紹介します。
「私の日本地図6 瀬戸内海Ⅱ芸予の海」(未来社・2011年刊 原書は1969(昭和44)年)、この本は図書館で借りることができます。第1章「呉線」では、1960年代(昭和30~40年頃)の写真とともに、沿線の歴史や産業、文化などの諸々が、興味深く書かれています。
『安登付近』と紹介されている2枚は、川尻との町境寒風峠を越える列車から撮影されたもの。
「海の見える丘の上の墓」と説明された1枚は、2025年11月現在でも写された場所が確認できます。木々が育ち緑に覆われてはいますが…
もう一枚「南風わたる海の岬のひるさがり」。これは現在呉線からは見ることができません。岬の下には川尻町小用へと続く細い道が、海岸線沿いに見えます。線路から真下をのぞくように見えるのは、国道185号が建設される前だからだと思われます。
岬の上の開けた土地には、現在元ラブホテルの白い建物があり、それが場所を特定する決め手になりました。
60年以上の時の流れは、長いのか短いのか。この変化は大きいのか小さいのか…
宮本常一さんは呉線の章をこうしめくくっています。「それにしても、呉線はまだひなびたものをのこしている。」